明日卒業式

 イベント続きで気が休まりません。先週は葬式で明日は卒業式で来週は入学式。別に卒業するわけでも入学するわけでもないので、どっちも参列しなくても良いのですけど、なんとなく。

 先週は「青い花のスウィートポテト」を、青森駅にも青森空港にも、ましてや弘前になんて恐山への道行きでは通過しないので買いたくても買えずに悔しい思いをしたわけですが、親父が死んだ時より寂しいなあ兄弟で一番仲良かったからなあと、珍しく感傷に浸る私のクソ親父が哀れだったのでそんなことはおくびにも出せませんでした。
 兄弟で一番仲が良かった、って兄弟が多くないと出てこない台詞だなあと思いました。私には弟妹それぞれ一人ずつしかいないので、弟は年が離れているし、誰と仲が良いとか考えたことが無いです。
 しかし世間には兄弟とあんまり喋らないひとというのが多いらしい。6月に職場のひととママチャリグランプリに出場するんですがね、家でその話をしたら妹が行きたがって、レースクイーンが二名以上必要なのでレースクイーンにどうかと周囲に確認しましたら、「仲良いね」と驚かれました。レースクイーンは決まってなかったから大歓迎だということではあったんですが、姉妹で一緒にというのがなにやら新鮮だったようです。兄弟にわざわざそんな話しないよーって。
 家にいて親兄弟と話をしない場合、食事中はひたすら無言なのだろうかとか「お風呂空いたよ」くらいは喋るのだろうかとか悩んじゃいました。それで、全員居間にいても黙りこくってたりしたら怖いねえと妹に言いましたら、妹が「稽古しているんじゃないの」と言い出しました。「ちりとてちん」にはまりきっている妹が言う「稽古」は当然落語の稽古です。私はうっかり相撲かと思っちゃいましたけど。
 落語の稽古。これは納得。単なる独り言だと危ないひとですが、落語の稽古なら一人で喋っていても冷たい目では見られない。飛行機で落語を聴いていて笑っているとものすごく不審がられていたたまれないですけど。
 ここで私、モシカシテー!と思いました。ジムで走りながら落語聴いているそれが音もれで隣にいる私にまで聞こえるんだけど本人は無表情だったっつー話。私が笑いを堪えるのが大変だったっつー話。あれ、録音を聴いているんじゃないのかな、自分の稽古したやつを。それなら笑わないで真剣に聴いているのも頷ける。この仮説はどうだろう。確認しようが無いですが。

2008.03.28 Friday 23:12| comments (0) | trackbacks (0) |