ブルーフィルム

　小中学校と契約して、学校裏サイトの巡回と摘発(？)をする商売を始めたら、儲かるんじゃないかと思ったり思わなかったりするが、個人情報が云々とかで受注出来ないんだろうなと予想している今日この頃です。超善意です！　と主張すればするほど怪しそうだし。
　仕事始めでしたが仕事はありませんでした。大掃除したばっかりなのに掃除してました。腕に予期せぬ筋肉がついてしまう。筋トレは計画的に、が信条なのに。
　こないだのオール讀物掲載の作家アリス短編タイトルが「ロジカルデスゲーム」(記憶後退した辞書がロジカルですゲームと変換してくれた)だったので、なんとなく『月光ゲーム―Yの悲劇’88』 を読み返しました。登場人物が多いとすぐ混乱する―――職場でも新入社員が多い年は気が重い―――私が、初読で投げ出した本でして、あだ名とか使うな！　と怒りながら見返しの登場人物一覧の世話に、今回もなりました。
　思い起こせば、まるマシリーズでも同じ人物のことをウェラーだのコンラートだの次男だの名付け親だのといろんな呼び方をしていて、最初はたいそう腹を立てたものでした。今は大丈夫。長男＝もにたあ＝幼馴染み＝絶対無敵の重低音＝ゴッドファーザー愛のテーマ＝フォンヴォルテール卿＝眉間の皺＝編みぐるみ閣下＝深緑の軍服＝長身＝地の魔術＝グウェンダルとしっかり認識しております。10冊以上同じメンツのシリーズ読めば、さすがに。

　職場で、「お正月だから」と、富士山の近くに太陽がどどーんとあるイラストをもらいました。不要になった去年のカレンダーの裏に描かれた落書きです。
　しかし、私は東京生まれ神奈川育ち、神奈川県内の富士見と名のつく某坂の近くに越して20数年、生涯で富士川を越えたことは両手で足りる回数しかないので、富士山の側に太陽があったらそれは夕方の風景なわけで……
　いや、意図は分かったの、意図は。